1月12日「救われるために」使徒16:16~34
本論:Ⅰ ・「救いを妨げるもの」
A.占いの霊
占いの霊につかれた女奴隷が登場する。当時ピリピでは精神的に不安定な状態になっている女
性が、未来を語り告げることで偶像の神からの語りかけのようにふれこみ、だまされやすい人
がこの女性の語る占いに心を奪われるという、人の心の弱さに付け込む罪が横行していた。
B.自己中心
この女奴隷に占いをさせてお金を儲けていたのは、その主人たちであった。人の弱さに付け込
み、罪の虜となってさらに悪事を平気で働く。これは自分だけが裕福になればいいという自己
中心的な考えのなせる業である。こうした占いに傾倒する・自己中心的な姿勢が救いを妨げる。
Ⅱ・「神様との交わりをもつ」
A.パウロの命令
女奴隷は一見するとキリスト教を宣伝してくれているような発言をしているが、パウロはイエ
スの名によってこれを退けた。まずこの女性自身を罪と奴隷となっている状態から解放させた
のである。これが本当の救いであり、彼女のいう救いの道は偽物であり、本物が必要であった。
B.神に祈る
女奴隷の主人たちはパウロたちを逆恨みして、結果としてパウロたちは鞭打たれ牢屋に入れら
れてしまった。しかし、パウロたちは息消沈するどころか、神に祈りつつ賛美していたという。
どのような時にも神様との交わりをもつことができる。祈りと賛美は救いの道において必須。
Ⅲ・「主イエスを信じること」
A.神のみわざを体験する
パウロたちが祈り賛美をしているとき、大地震が起こった。看守はパウロたちがこのタイミン
グで逃げてしまったと思ったが、彼らはまだそこにいた。看守はパウロたちの前にひれ伏した
とある。看守はこの不思議な神様のみわざを通してこれまでの人生を変える決心へと導かれた。
B.心から喜んだ
この家の家長であった看守が救われたとき、家族も救いへと導かれた。主イエスを信じること
のできた人生には喜びがある。様々な不安が人生にはつきまとう。だから占いや気休めのお守
りなどを求めるが、そこに本当の幸せ、喜びはない。本物は主イエスを信じた時に与えられる。
結論:私たちの人生を取り巻く様々な不安、恐れ。それを取り除こうと必死に占いをしたり、自分だけの幸福を求めたりする。しかし、それは罪に罪を重ねるだけで本当の救いにはならない。本当の救いはそうした偽物ではなく、本当の幸せ、喜びを与えてくれる神様との出会いが必要である。そしてそれまでの自分の間違った生き方を捨てて、主イエスを信じることが大切。自分の力で救いを獲得することはできない。しかし、イエス様が十字架にかかってくださったことで、それが可能となった。この十字架を受け入れ、主イエスを信じる時、私たちは本当に救われて、喜びと感謝に満ち溢れた幸いなる人生を送ることができる。